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明日から東京国立博物館で、秋の庭園公開が始まります。

上野の東京国立博物館本館の裏にはちょっとした規模の庭園があります。普段は立ち入ることができませんが、これからの紅葉の時期に合わせ明日から公開があります。

この庭園にはいくつか各地から移築されてきた古建築がございますが、特に二つある茶室はとても歴史的に重要な建築物です。

まず写真上が小堀遠州の建てた「転合庵」。小堀遠州が八条宮という、桂離宮を作ったことでも知られる公家から瀬戸物茶入の「於大名」を賜った際、その披露茶会を行うために建てたものとされています。

下の茶室は南都興福寺の支院・慈眼院にあった「六窓庵」。金森宗和好みとされ、奈良の三大茶室と呼ばれるほど誉れ高き茶室でした。しかしながら明治初年の廃仏毀釈によって、興福寺と隣接する東大寺は壊滅的打撃を受け、この慈眼院も廃されてしまい、六窓庵は風前の灯となってしまいました。そこを東京国立博物館(この時はまだ前身の団体と思われる)が購入、お助けしたことによって、現在まで伝わっています。

この二つの茶室、たぶん内部は見られないでしょうが、外から見るだけでも十分価値があります。現在東京国立博物館では特別展が平成館で行われているので、それと一緒に本館と庭園も見に行かれてはいかがでしょうか。