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毎月最終日恒例、マボタンつづれおりです。忘却の彼方に失われそうになりつつある記事たちを振り返ります。タイトル画像の東山魁夷「年暮る」ももう見納め。



12月1日 今日の稽古 金沢遺香 :金沢の和菓子とともに炉の抹茶を楽しむ。


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12月2日 巡礼の年・金沢 大樋長左衛門窯元、寺島蔵人邸 :武家の庭で雨が止むの待つ。 

12月3日 巡礼の年・金沢 天徳院、諸江屋本店、にし茶屋街 :雹に見舞われながら回った最後の金沢。
12月4日 巡礼の年 那谷寺、高岡 :古寺、そして冬の日本海の風情。
12月5日 秋色庵大坂家 今週の生菓子(十二月第一週) :母に柚子の生菓子を食べられてしまった。
12月6日 遠山元一邸訪問記(後編 記念館、本館、庭園) :桶川のちっちゃな美術館。
12月7日 遠山元一邸訪問記(前編・桶川宿から路程) :長閑な埼玉を歩く。



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12月8日 新天地でのお稽古
 :私にとっては今年一番の大きな出来事だったのが、新たなお稽古場に入門することになったこと。「松風楼」写しの広間のある整った環境で、お弟子さんも皆とにかくお点前が上手いです。私にとってはここでまた心機一転して茶湯に励みたいと思います。来年はさっそく初釜があるので楽しみです。



12月9日 失われた味を求めて :味の記憶とはほのかに舌に残っているもの
12月10日 雪のような、とっても雪のような :路上に散った無数の銀杏の葉はまるで雪のよう。
12月11日 秘蔵の長次郎黒楽―万代屋黒  :映画『利休にたずねよ』でお披露目された門外不出の茶碗。
12月12日 大亀和尚の本 :8日のお稽古の時の墨跡を書いた立花大亀の『利休に帰れ』を読む。
12月13日 日が最も早く沈む頃 :もうすぐ冬至だとしみじみ。
12月14日 今日の稽古 年暮る師走 :富山の不思議和菓子「蘇命路の雪」を食べて立山連峰が目に浮かぶ。
12月15日 冬の夜に :瀬戸グロはかっこいい、男前。どこから「黒い茶碗」などという発想が生まれたかが不思議。
12月16日 赤い実 :千両の実はすぐ食べられて、万両の実は残る。
12月17日 秋田の曲げわっぱ :老舗・柴田慶信商店のつくる入魂の曲げわっぱに感動。



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12月18日 『山上宗二記』を読む
 :茶道において最も重要な書のひとつとされているこの『山上宗二記』。茶道の歴史や茶道具のことを知っていないと全く理解できないのでなかなかとっつきにくいところがあります。この本は茶道の極意を記したものではなく、茶道具の名物についての話が大半なので、面白くないといえばそれまでではあります。ただ、山上宗二が生きた桃山時代の茶道がどういったものであったかというのが随所に垣間見ることができる点では私はこの本は本当にすごいなぁと思ってしまいます。一言で言えば、この時代の茶道はまだ「大名茶道」(名物集め)こそが一番だと考えられており、わび茶は下手に見られていました。しかも宗二記が書かれた時点では千利休は存命であったので、まだ利休が神格化されたりしていないのも特徴です。

まだ読んでいる途中でありますので、記事の更新は気長にお待ちあれ。




12月19日 真なき姿ばかりは墨染の心は鬼に現れにけり :近江・大津の風土味溢れる「大津絵」。
12月20日 虹 :こんな時期に虹が見られるとは。
12月21日 真盛豆の思い出 :短期講習会で家元お手製のヤシの実菓子器とともに出された真盛豆。
12月22日 『山上宗二記』を読む 序文 :
12月23日 園田屋の朝鮮飴 :清正と銀杏城に縁深い熊本の銘菓。
12月24日 謎の三つの古伊賀 :どうしてもお目にかかりたい幻の伊賀焼の逸品たち。
12月25日 玉手箱 :とらやの歴史ある生菓子。可愛らしい意匠。
12月26日 狂言袴 :高麗茶碗の深淵。井戸が王道なら邪道がお好きな千利休が愛玩。
12月27日 吾輩はヒヨドリである :ヒヨドリ好きが高じて書いてしまった『我猫』風な見聞録。
12月28日 花いっぱい :外に置いておいたロウバイは二日後の早朝に誰かが持って行きました。
12月29日 長久堂のきぬた :京都の雅な銘菓。食感の妙。


今年もあっという間に終わり。来年はもっと茶道を勉強できればな、と思います。