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昨年の9月場所に続き、大相撲を見てきました。

今場所は大関・稀勢の里の綱取りの場所ということもあり、今日も平日だったにも関わらず大入り。平素には見られないほど国技館は盛り上がっていました。

私と友人は2階C席(3600円)でもって二階西最前列から二番目の空いている席に陣取っていました。ここだと二階ではありますがとっても臨場感があってとっても楽しめます。

写真は今日の結び。元学生横綱の千代大龍はたったの0,3秒ほどで白鵬に敗れました。写真は立ち会いの瞬間でありますが、すでにこの時に白鵬がマワシを取りつつ千代大龍との間に空間を作ることでもう一瞬で相手に膝を付かせる用意ができていました。あまりにも一瞬だったので物足りなくもありましたが、改めて横綱の磐石さを知りました。



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今回私が最も熱い視線を注いだのは期待の新人・遠藤。幕内にありながらまだ四股名もなく髷すらゆえないほどの出世の速さです。



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この日は宝富士と対戦。立ち会いは低く当たったものの体を起こされすぐに不利な体勢に。


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しかし土俵際、多くの人が負けた、と思ったときに遠藤は徳俵を回り込んで均整を失った宝富士に投げを打ちます。これが決まって辛くも勝利。この人が勝つとみんな大喜びです。これで遠藤は3勝1敗。今場所は2ケタ大勝ちを狙ってほしいところです。



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私のもうひとりのお気に入り力士、勢(いきおい)。キリッとした顔立ちで(イタリア映画の巨匠ビスコンティの秘蔵っ子だったヘルムート・バーガーに顔がちょっと似ている)けっこう人気があります。今日はだいぶ下手なところを見せて格上の栃煌山に投げられてしまいましたが、この人はもっと相撲が上手くなれば関脇には定着できるだろうと見ています。



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その勢と同じ大阪の出身で好敵手であった関脇・豪栄道。

今日は危ないながらも引き落としを決めて4連勝。再びの大関取りを目指していい走り出しでありました。



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大関から転落して関脇に番付を下げた琴欧洲はなんとか3勝1敗。





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稀勢の里、白鵬、両雄が並ぶ一幕も。今場所はこの二人が大いに相撲を盛り立ててくれるはず。





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綱取と部屋消滅の心労のせいでだいぶガチガチな相撲の稀勢の里。今日はいくらか落ち着いたいつもの顔。

二階席には地元・茨城の応援団が多勢を引き連れておりました。それだけではなく会場のみんなが彼に期待しているのです(それを裏切るのは毎度のことですが)。


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やっちまったぁの顔の稀勢の里。懐の深い相手・隠岐の海に対して上手を差せず苦しい展開に。やっぱりまだ本調子ではないよう。






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最後は投げを打たれながらも巨体を活かして寄って隠岐の海を押し切りました。

正直このまま横綱と戦ったら稀勢の里は軽く料理されてしまうことでしょうが、彼は尻上がりに調子を上げる人なのでまずは綱取りのことはあまり考えずに星を積み重ねていってほしいと思います。



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今回私は行司さんの装束にもけっこう目を向けていました。

日本の伝統色を用い、様々な紋をあしらったこの装束、本当に美しいです。力士に半分眼を向けつつ、一方では行司の装束にも大きな関心をはらっていました。

まずこちらは紺色に「違い羽」の紋。





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おそらく薄紅色に近い「甚三紅(じんざもみ)」の色合いに、三つ柏の紋。





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銀色のよく映える色に、蔦紋。


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真紅色に梅紋、違い羽。


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カマキリの色、萌黄色に「白鵬」の字を意匠化した紋。



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立行司・木村庄之助の装束は紅鳶色。文様は全く見慣れるもので私にはわかりませんでした。これは一体なんでしょう。一つ宿題ができました。

追記:この紋章は37代木村庄之助の母校、六戸中学校の校章だそうです。中学校では相撲部に所属してもいた彼ですがまったく勝てなかったとのこと。しかし今では行事の最高位で横綱の相撲をさばいております。相撲の盛んな青森が生んだ当代の木村庄之助、無事に最後まで勤め上げられるよう応援したいです。ゆたかさん、情報ありがとうございました(稀勢の里ですね)。



というわけで今日も相撲を満喫。臨場感たっぷりの国技館はいつ行ってもいいものです。ついでに番付もまた五枚買ってしまいました。