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今日は大分前に訪れた小石川植物園についての記事を書きます。訪問日が4月2日と半月前ですが、投稿しないのはなんかもったいないのでこの機会に出しておこうと思います。

ちょっと前まで私は東京歩きに異常にはまっていました。東京という町に埋もれた歴史の地層というものを散歩することで掘り起こす、その楽しさに気づいてしまったのであります。この数か月で実にいろいろな場所を訪れましたが、その中でも取りこぼしてしまった場所の一つがこの小石川植物園でした。

この場所は近代に作られた植物園のように一見思われますが、実は江戸時代にすでにその起源があります。かつてこの地は徳川幕府が庶民のために作った御薬園でありました。ここでは薬草づくりや青木昆陽による甘藷栽培が行われておりました。明治維新後には東大の敷地の一部となって近代的な植物園へと転身を遂げました。しかし今でも園内には庭園や井戸などの江戸時代の遺構が残っています。特に庭園は管理もきちんとされており大変見ごたえがあります。



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というわけでいきなり白タンポポから…。関西で主に咲くと言われる白色のタンポポです。小石川植物園は横長ですがけっこうな広さがあります。地図が無いとちょっと迷いそうかもしれません。




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柴田記念館の桜。小石川植物園内にはいくつかの施設があり、どれもがいつも開いているわけではなく休館日があります。私が行った日には東京大学総合研究博物館 小石川分館が休館でした。





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小石川植物園といえば有名な桜の名所でもあります。並木道には多くの桜が植えられており、区民の花見の場所となっていました。数もけっこう多くて見ごたえがあります。




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とっても綺麗な桜。木の下は原っぱになっているのでお花見ならず本を読んだりと憩いの場になります。



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ツツジ園のミツバツツジ。桜並木の奥にあります。ミツバツツジはツツジでも相当早くに咲きます。ソメイヨシノよりも時期は早めで、鮮やかな紫色の花で山野を染めます。






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珍しいツツジもありました。こちらは香港ドウダン。中国産の変わったドウダンツツジです。



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こちらはタンナアカツツジ。朝鮮南部に咲くツツジです。微妙に日本のツツジと比べ華の開き方が違います。







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山桜もなかなか綺麗。

野趣あふれる渋い桜です。私はソメイヨシノよりもこっちが好み。





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「カリン」の花です。名前はよく聞きますが花を見たのは今回が初めてでした。桜と同じバラ科なので花弁が五弁でちょっと似ています。






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高台から見る低地側の庭園。丘にはツツジの見事な刈込がありました。5月にも行ってみたいものです。






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ここが植物園か、と思うほど立派な日本庭園。このあたりは元々徳川の屋敷があった場所でしょう。御薬園時代、植物園時代と変わらず庭園は継承されてきました。低地に沿って細長く作られた池がこの庭園に面白い変化を与えているのが特徴です。庭園と植物園の見事な調和も不思議なものであります。






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東大総合研究博物館 小石川分館の桜。この建物は見ての通り近代の和洋折衷の建物であります。明治9年の建築であり、東大の前身、東京医学校の本館であったという大変歴史的な建造物です。和様が美しく調和したこの時期ならではの外装は見事というほかありません。



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巨大なハナズオウの木。桜の時期に紫色の花を咲かせる木です。花はちょっと地味。






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こちらも巨大な椿の木。祖母宅にある藪椿の巨木並みの立派さがあります。すでに終わりかけの時期に入っているはずの椿ですが、この木はずいぶんと花がついていました。





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私の大好きな山吹の花。やはり湿っぽい雑木林に生息しています。山吹色の五弁花、とっても愛らしいです。






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ちょうど植物園のへその場所にある井戸です。かつて御薬園に作られた療養所の井戸でした。実にこの植物園にはいろいろな歴史が垣間見られるものです。




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入り口近くのレンギョウと桜の通り。大分歩き疲れたので長居せずに帰路に着きました。

この小石川植物園、私のような花木好きにとっては楽園みたいな場所です。どうしてもっと早くに来なかったのかと後悔しています。今回は大分端折って見事の花のみの紹介でした。当然四季折々の変化ある姿を見せてくれるでしょうから、また近いうちに行ってみたいと思います。