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雨続きのこの頃いかがお過ごしでしょうか。

七夕もこのお天気の調子だと見られる期待は薄いですね。今日はそごうのとらやに行って七夕が迫っていることに気づきました。この生菓子を見かけたからです。この一週間のみ売られるとのことです。涼しげな見た目であり練り切りよりふさわしいだろうと思い今日はこれを生菓子にしました。素朴な見た目ながら丹念な作りであり味も毎度素晴らしいの一言であります。

涼しげな琥珀羹にはゴマが入っておりこれが星々を表します。無論真ん中を横切るのが天の川。この生菓子の名前であります。なかなかこれに見合う菓子器が見つからず難儀しました。結局こちらの志野焼の平たいものを用いました。



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琥珀羹の透き通る外見。とらやは羊羹が有名ですがこちらはまた違った美味しさがあります。この頃になると練り切りすら少し暑苦しく感じられてしまうのでこういうお菓子がいいですね。もちろん器の方でも涼をとれます。薩摩切子なんてこれからいいのではないでしょうか。




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お茶碗もだんだん平たくなります。朝顔形の青磁。ちょっとずっしりしています。私としてはお茶を点てる時にその形のせいで点てづらいのであまり好きじゃないです。ただこれからは重宝しますでしょう。

そして茶器は竹の節を用いたという溜め塗りの棗です。いつも使っている高台寺蒔絵棗よりは夏に似合います。竹の節の窪みが蓋になっていて面白さがあります。





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茶花は私がそこいらで採ってきた宗旦ムクゲ。

この前私はムクゲの話を書きましたが宗旦ムクゲであっても本当に十人十色です。花の開き方や底紅の大きさなどどの宗旦ムクゲでも同じではないのです。

こちらの宗旦ムクゲは大変小柄で華の開き方が小さいです。これは大変茶花向きであります。ただ少し萎みやすいところがあります。

花入れは黄瀬戸。けっこう地味目で私は好きです。あの緑色の文様のついた方の黄瀬戸はちょっと作為がありすぎますね。







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本当はこっちのほうのお花を使うはずでした。祖母が生けたもの。咲きはじめのシュウカイドウとハンゲショウであります。こちらのほうが良かったですかね。

暑さと仲良くする術を学びながらも暑さとは喧嘩をせぬのが茶道です。真夏になれば朝茶でもってお天道様が上がり切る前に茶事を終わらせますし葦戸に打ち水 釣り舟花入れと色々な工夫ができます。しかし稽古のほうはしばらく夏休みになりそうです。お休みの間も自服だけはしっかりやります。