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草津と白根山と万座を巡る旅 復路編です。

万座で一泊して早朝から露天風呂へ入りました。万座名物の眺めの良い開放的な露天風呂はとっても気持ちが良いものです。早朝のお湯はけっこう硫黄の濃度が濃い目でした。






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昨日の疲れがたまっていたので九時まで待ってからホテルを出ました。

ホテルの軒下ではツバメが子育てに奔走しておりました。このホテルはツバメの巣でいっぱいでした。しかもよく見てみるとツバメの巣は普通のものとちょっと違います。横穴式になっており子どもの姿は見えません。

このツバメはアカハラツバメと呼ばれるもので通常のツバメよりも茶色みがかっています。高原で子育てをするようでありまして去年親戚を訪ねて鳥取の蒜山(ひるぜん)高原を通った際にはこのアカハラツバメを見かけました。





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この日は雲一つない快晴。九時過ぎに再び昨日下った登山口から上り始めます。昨日とは違って何人か私と同じ道を歩く人たちに会いました。




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昨日はあせっていたのか気づかなかった花を見つけました。

ちょっと不思議な真っ白の花です。なにやら思い草(ナンバンギセル)に似ていますがその仲間でギンリョウソウと言うそうです。

いわゆる腐生植物と言われるものでキノコとか菌類みたくジメジメを好みます。上の図だとそれこそ思い草みたく対になってますが本当はもっと群生してちょっと気持ち悪いぐらいです。






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だいぶ上ってくると昨日は見えなかった飛騨山脈の山々が見えました。信州の盆地を挟んでその向こう側にあります。






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拡大してみると。

左が穂高で右が槍ヶ岳です。あこがれの山々をこの目で見ることができて感動でした。ここから見ても穂高の峰々は険しそうです。



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もっと上って山頂部に至ると昨日を上回る絶景が。ずっと向こうの飛騨山脈などがきれいに見えます。





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十時過ぎに最高所に到着しました。休日ですのですでにたくさんの人がコマクサを見にこの天上の花園を訪れていました。





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これから目指す本白根山です。今回は本白根を抜けて鏡池を通り富貴原の池そして殺生河原へと至る道を下っていきます。





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また再びのコマクサです。

見ごろはどうやら先週だったようですがこういった快晴で見るには今日あたりが一番良い日だったかもしれません。



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砂礫地にコマクサたくさん。地元の方々の努力の賜物です。






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そんなにたいした上りでもない本白根山の山頂をめざします。





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山頂につきました。遮るものが何もないので突風が吹きつけます。ここに長くいるとすぐに体温を奪われてしまいそうです(富士山はこれの比じゃなさそう)。こんな厳しい場所にもコマクサが咲いています。



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岩に隠れて風に揺られながら咲く白めのコマクサです。

こんな場所でこんなに綺麗な花を咲かせるとは本当にあっぱれな花であります。




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火口跡に続く崖にはかなり大きなごつごつした岩があります。そんな厳しいところでも関係なくコマクサは根を張っています。





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このガレ場はすべてでコマクサが咲いています。ちょうどハイマツ帯との境目までコマクサは咲いていました。





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ガレ場を抜けて鏡池を目指します。こちらの道からでも遠回りですがロープウェイ山頂駅に至ることができます。







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十時半過ぎに鏡池に着きました。六角形をした池で良い休憩場所にもなっています。かなり浅い澄んだ池で底が見えておりました。



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山頂部を過ぎてなだらかに森林の道を下っていきます。この辺りの道はゆるやかでとっても歩きやすいです。





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分かれ道を右に折れてロープウェイとは逆の富貴原の池を通る道へ。こちらの道は道が狭く下りも急です。ただ休日なので途中数人とすれ違いはしました。






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ちょっと視界が開けるとさっきまでいた山頂部が見えました。このあたりは火山ガスの噴出場所なのであまり木々がないのかもしれません。






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富貴原の池が見えてきました。なんとも浮世離れした景色のある池です。左奥には草津の温泉街が見えています。






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富貴沼の池です。クマザサが繁茂していて近づくことはできません。この辺りだけは平坦なので一休みができます。









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さらに下って来ると殺生河原が眼下に見えてきました。何とも荒々しい姿をさらしております。






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十二時前に殺生河原の登山道入り口につきました。この富貴原の池の道は下りならまだしも上りは道がきつい上にあまり花もないので楽しめるものではありません。あまりお勧めできない散策道ですね。







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殺生河原付近には山頂でも少し見たハクサンシャクナゲが繁茂していました。その数は相当なものであり大群落といっても良いくらいです。見ごろは過ぎていましたがまだ十分楽しめる数が残っていました。




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火口跡とハクサンシャクナゲ群落です。火口跡の下の林がすべてハクサンシャクナゲであります。火口跡は荒々しい岩石を残していますがもはや噴火の恐れはありません。たぶん。

この下方には五月中旬に見ごろを迎えるアズマシャクナゲの原生林が広がっております。こちらは紅色のシャクナゲです。



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なかなか無いであろうハクサンシャクナゲの大群落。見ごたえがあります。

ハクサンシャクナゲの白衣の花はやはり初夏というよりは盛夏に似合いそうです。




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シャクナゲはツツジ科でもけっこう背が高くなります。これらのシャクナゲも人の背の高さほどの大きさはあるでしょう。




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花弁は五月のシャクナゲと比べると花弁の縁が丸っぽくなっているのが大きな違いでしょう。よく見ると真っ白ではなく薄紅も混じっております。





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殺生河原の前景です。もはや山頂部もほとんど見えないほど下ってきました。ここまでくれば後は簡単な道を三十分ほど下って草津の温泉街に向かうだけです。




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一時前に草津温泉街に着きました。あとは新宿行きのバスが来る三時までここでゆっくり待ちます。まずは再び白旗の湯に入って四時間歩きの疲れを癒しました。




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休日の草津は大変人手が多く大賑わいでありました。やはり日本一の温泉地なだけはあります。

ただ草津は外国人観光客が少ないです。青森の酸ヶ湯でもたくさんの中国人観光客がいましたし野沢温泉はスキー目的の西洋人観光客に人気でした。そう考えると草津は外国人観光客の誘致に成功しているとは言えずもっと売り込む必要があります。これだけ素晴らしいものをもっているだけにもったいないと思います。思い切って成田空港と草津の直通バスなど設けてみたらどうでしょうか。





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ふつふつと湧き出る湯畑のお湯です。白根山と相対する浅間山では噴火もありましたし白根山も前々から噴火が危険視されています。未だに湯釜は行けないままですけどいつかは湯釜が見てみたいですね。







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湯畑の湯樋と和装のお嬢さんたち。近くに着付けをしてくれるところがあるみたいです。ちょっと色が派手すぎる気もするけどまあいいかな。




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勢い良く流れるお湯。湯量豊富な草津でした。

その後はバスに乗って八時前に新宿に到着しました。なんとか無事に終わった白根コマクサ旅でした。今季はたくさん山に上って体力をつけようと思います。