IMG_1822

















桜に会いに散歩してきました。

神田~神保町~九段~半蔵門~桜田門~日比谷~有楽町、と皇居を反時計回りに一時間半ほど歩きました。

桜はまだまだでしたが、この世で最も可憐な花を、堪能してきました。



IMG_1787

















神田駅で降り、徒歩で神保町古書店街に向かうのがいつもの定番。

そして昼食もだいたいは神田須田町のそば まつやで食べます。

まつやの店舗の前には大樹があって、欅か何かと思っていたら、細長い桜の木でした。

染井吉野ではないようで花弁は小さく紅がより濃いものです。皆立ち止まって見とれています。


神保町の古書店街では掘り出し物を買いました。

スターン 『トリストラム・シャンディ』 全三巻
ユーゴー 『レ・ミゼラブル』 全四巻
トーマス・マン 批評、講演 三巻

最近は独り喫茶店に籠って自己満足の詩作をするのが趣味なので、面白い西洋詩の本でもあれば良かったのですが見つかりませんでした。もう諦めて新品を買おうかと思います。



IMG_1790

















神保町を靖国通りに西へ向かうと九段下に出ます。

交差点奥には通称「軍人会館」と呼ばれる、現在閉鎖中の九段会館が見えます。

落ち武者の亡霊のように、不気味な存在感を放ちつつも、建築自体はかの伊藤忠太も関わった歴史的価値のある逸物。取り壊しの日が近づいているかもしれません。





IMG_1791
















久々に九段の招魂社に足を運びます。

大変な人出です。かなり海外からの客が多めのよう。他にも全国各地から多勢を引き連れてやってきた模様。

染井吉野や大島桜は確かにきれいですが、私は渋紙色の葉も一緒に芽吹いてくる山桜の方が好きです。




IMG_1799

















能舞台前にあるのは、かの高名な開花標準木の桜。満開なのはこの木とあとは数本ほどで、全体としては少し寂しい印象の境内であります。




IMG_1801
















横に枝を伸ばし、且つよく花をつけている今が盛り時の標準木。見事です。



IMG_1802
















花びらはまだ開いたばかりという感じ。満開とはいってもまだ開いていない花芽もあります。





IMG_1812
















本殿横の回遊式庭園も一緒に回っておきたいところ。新芽の柳とともに背の高い桜が春の盛りを謳歌します。







IMG_1815
















神門そばの桜、内すぼみですがだいぶ咲きそろっています。



IMG_1818
















招魂社の外に出て、千鳥ヶ淵を目指します。この辺りの混雑は平日なのに尋常ではありません。



IMG_1829
















千鳥ヶ淵に至りました。全体としては満開に至っている木はなく、3分~5分咲き程度でありました。

お堀を背後にする染井吉野の姿、とても印象に残ります。此所が東京随一の桜の名所であるというのも来てみてうなずけるもの。



IMG_1835
















お堀の際まで枝を伸ばす染井吉野の姿は此所ならでは。



IMG_1831
















歩道の脇に咲いていたのは、シャガです。思ったよりも咲くのが早くて、桜と同じころなんですね。



IMG_1836
















こちらは諸葛菜。人為的に植えられたというよりは何処かから飛んできた雑草然としていました。





IMG_1842
















水際ぎりぎりの枝。



IMG_1844
















これから頑張って咲く枝。



IMG_1846
















お堀を染める紅の色彩はまだ弱い感じ。


IMG_1849
















けっこう軽い気持ちで千鳥ヶ淵の桜を見に行ったのですが、その見事さを目にして、もっと待ってから来るべきだったと後悔しもしました。

見ごろは来週末なのでしょうが、雨の予報なので心配です。



IMG_1850
















千鳥ヶ淵を過ぎ、半蔵濠に移ります。あとは有楽町まで散歩のつもりで歩きます。




IMG_1854
















半蔵門と染井吉野。雀たちも枝に集まり観桜してました。





IMG_1885
















半蔵門すぐの国立劇場前では鮮やかな紅の桜がありましたのでお立ち寄り。

この桜は神代曙と言います。染井吉野よりも丈夫だそうで、現在この品種への植え替えが推奨されているそうです。

それにしても色合いといい、風格といい、染井吉野を圧する存在感をもっています。



IMG_1881
















空間を紅一色に染め上げる幽玄なる色合い。まるで夢中のような気分になります。





IMG_1875
















色の妙でいえば、この神代曙は桜の中でも一番かもしれません。




IMG_1879
















入学式の子どもと親。美しい定番の風景ですね。



IMG_1888
















劇場脇にはこちらも立派な染井吉野の大木が。




IMG_1886
















満開はもうすぐです。



IMG_1892
















あいにくの花曇りながら、それでも感動は変わりません。




IMG_1901
















桜田濠を下って行きます。中途には一二本だけ染井吉野の木があり、お堀との共演を見せてくれます。





IMG_1903
















最後は桜田門枡形の内にある染井吉野を。幹自体は老化して若枝に希望を託しておりますが、咲きぶり自体は見事です。

あとは有楽町まで20分。2時間近くも歩いて足の裏が痛くなりました。今月からは山登りも再開するので、また沢山歩いておかねばと思います。


此の世の華を満喫した一日でした。