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(鎌倉・本覚寺のさるすべり)



藍染白地、朝顔柄に博多帯、まあまあいい女だなあ




石綿さん家の垣根越しからイチジク、枝肢から青い実出づる




ボロ屋の窓格子にトマトの実成る、中ではハゲおっちゃんテレビ見る




夕陽を背に家路につく若夫、身をかがめて妻に接吻
(それを見て私は血の気が引ける)




神社露店のお母さんのかき氷一杯100円、食べたら腹壊すよ




鉢植えのしぼんだ一日花を一つ一つつまんでゴミ箱へ




慶應山の頂辺で水兵服ユダヤ鉤鼻の少女、待ちぼうけ




路傍のきゅうりと茄子、黄色く萎んでる




三ツ辻にある稲荷小祠の背後には、影向の松がある




井上あさひの優声、菊池の脅し眼




ざくろ、泰山木、枇杷、ゆずり葉のある古屋敷、庭師が入ってすっきりする




地に落ちて割れたベリイ、刈られた雑草、打ち水、老夫婦の家の線香、燃え上がるアスファルト、様々な匂い




老夫の背に汗の斑点、娘の黒髪はびしょぬれ




這いまわる蟻を踏み潰し、山の階段を上る




ランドルト環の如く干からびたみみず、あちこちに





最近は体の調子が良いので毎日1時間半ほど歩いています。汗をかいて悪いものを放出でき、また睡眠が良くとれるので歩くのは私にとって良い事です。発句集めの描写もその歩いている際や、神保町の古書店街で物色しているときに浮かんだものであります。

今月の6日の朝、てんかんの発作が起き、それ以来警戒の状態で、遠出はできぬわけなのですが、ようやくこのごろ復活しました。なんだか顔の血色も良くて、思考も前向きです。てんかんに襲われた後は、全身が痙攣して筋肉痛になり、数日は何度も吐きました。今も胃弱の状態です。まあしかしてんかんのおかげで頭がすっきりした気もします。やっと来月には山登りのめどが立ちそう。飛騨山脈の雲の平とか、赤石岳の二泊三日を目指してます。綺麗なお花畑が観たいです。

大学を退学になってからずっと高等遊民を名乗り、知を食んで、うつやてんかん、社会不適合との闘いを続けてきました。やっと、やっとましな人間に戻れた気がします。ブログの更新回数も増やせそうです。なんというか、前向きになっただけでなく、気持ちを行動に移せるようになったこと、他人へ思慮をしようという気力が湧いたことが大きな前進であります。私はまあいってしまえば、NEETであります。でも物書きになりたい、必死に生きたい、未来への展望を構築しようという意志がある、病気療養中である、という点ではNEETと一線を画されるべきかもしれません。

頑張って生きてます。何も仕事はしてませんが、一日づつ成長しています。皆さんも、頑張ってください。